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自動運転車だけではない 人工知能の活躍が予想される5つの例

人工知能

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自動運転車だけが人工知能(AI)の世界を推し進めているわけではない。

企業で使われるITの世界において、AIはあまり目立って表舞台には出てこないが、自動運転車と変わらずドラマティックな展開を進めているのである。

 

5 ways artificial intelligence will change enterprise IT」と題されたこの記事では、人工知能の活躍が予想される5つの例を挙げ、解説していて興味深い。

 

1. ソフトウェアの欠陥を察知する

ハーバード公衆衛生大学院は、AIアルゴリズムを使って人の心臓病のリスクを診察することが将来可能になるという研究結果を発表した。

この研究では、患者がどのように症状を述べ伝えるかということと、心臓病の発生確率のとの関係をアルゴリズムが導き出すことが出来るかどうか、調査を行った。

その結果、アルゴリズムは症状をよりよく理解し、診断をより正確に、より早く行うレベルまで言語能力を発展させることが出来ることが判明したのだ。

 

これと同様に、AIアルゴリズムはITインフラに格納されているログファイルをすべてチェック・理解することができるとされており、これは人が行ってきた従来のやり方では不可能なことである。

 

また人が事前に気づくことができないようなシステム障害が発生する数分前、または数時間前に、それを予知することも出来ると言われている。

 

2. サイバーセキュリティ問題を早期発見する

過去数年の間どんどん規模が大きくなっているサイバー攻撃

顧客情報などの企業データから、自治体の所有する住民の個人情報まで、その攻撃対象はどんどん広くなっている。

AIはネットワーク、機器、システムなどのパターンを学習する能力があり、そのパターンからの逸脱を発見することで現在進行中の攻撃を暴く能力を持つと言われている。

アメリカ国防高等研究計画局の協賛で開催されたあるコンテストでは、7機の自動稼働タイプのAIが参加し、大量のコードの中に隠されたセキュリティ脆弱性の発見を競った。

このコンテストで優勝したロボットはその翌日、世界で最も能力の高いハッカー集団との対決に招待された。

ロボットはここでもハッカーたちを打ち負かしてしまったという。

どうやらハッカーたちを追い払うには、AIという存在が必要なようだ。

 

3. プログラマーを手助けする

AIは大学を卒業したばかりのソフトウェア開発者に対しても、頼りになる助けを提供できるだろう。

iPhoneに搭載されている「Siri」は、人間の言語について広範囲にわたる訓練を受けたAIニューラルネットワークである。

たとえば、マクドナルドまでの道順を問いかければ、Siriはその質問を言葉で「理解」することができるのだ。

 

このSiriのような存在が、プログラミングにも使えたらどうだろうか?

たとえばGitHubに格納されている何千万行ものコードをすべて「理解」できるよう訓練されたニューラルネットワークが存在したとしたら、どれだけ便利なことだろう。

ふつうのコンピュータプログラマーが自分のスキルだけを頼りに1人で仕事をするよりも、AIの助けに頼ったほうが、より質のいい仕事が出来るのだ。

 

4. IoTで得たデータを選り分ける

ビッグ・データやIoTの分野で使われるAIや機械学習は、2021年には185億ドル規模に達しているという予測が発表されている。

機器や建物、日常生活で使うものすべてが互いに接続された状態になり、よりスマートに、より的確に機能するようになるのだ。

 

ここで問題になるのは、IoTによって得られるデータの処理だ。

IoTが発達すると、そこから得られる整理されていないデータの量が、従来のデータ読解能力を超えてしまう可能性があるという。

そこで活躍するのがAI。

各企業はAIを使って、将来の活動につなげることができるデータを選別する必要が出てくるだろう。

 

5. データセンターの管理・監督を行う

アマゾン配送センターでロボットが商品の仕分けをしている動画を見たことがある人もいるだろう。

 

同様のことが、大企業のデータセンターにも導入されようとしている。

そこではロボットがサーバルームに入り、実際にサーバのメンテナンスや機器の配置などを無人で行っているのである。

すでにIBMやEMCなどでは「iRobotクリエイト」という、いわば自動掃除機「ルンバ」のカスタマイズ・バージョンを導入しており、データセンターの監督や温度・湿度など室内環境のチェックをさせている。

 

   

venturebeat.com