読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

身売りが噂されるツイッター 起死回生のチャンスはどこにあるのか

ツイッター

f:id:ronnieeda:20160913042952j:plain

 

ツイッターについては、身売りが検討されているといった報道がある一方、具体的に買収に前向きな投資家や企業はまだいないようである。

 

最近行われた取締役会では身売りについてではなくコスト削減が議題に上ったといわれ、このニュースが報じられるとツイッター株は市場で売られ、株価も6%下落し18ドルとなった。

 

株主たちは2016年9月中にIT企業またはメディア会社によるツイッター社買収というニュースが聞けることを待ち望んでいたため、落胆で肩を落とすことになった。

 

株価は今年に入って20%下落しており、3年前の株式公開時の上場価格26ドルからは大きく値下がりしているのである。 

 

ツイッターの何が問題なのか?】

しかしこれはツイッターが買収の対象になっていない、という意味ではない。

 

3億1,300万人の月間アクティブ・ユーザを持ち、そのうちの21%にあたる6,600万人がアメリカのユーザたちである。

 

しかしフェイスブックに比べると成長は止まっており、4~6月期のユーザ数は前年同月比で1%しか伸びていない。

 

また黒字経営には程遠く、6億200万ドルの収益を上げているにもかかわらず、1億700万ドルの赤字決算となってしまった。

 

ツイッター社は2006年の創設以来、ニュースやコミュニケーションに与えてきたその多大な影響にもかかわらず、2013年11月の上場以来一度も黒字になったことがない。

 

上場から一月後に最高株価69ドルを記録したが、その後下落し始める。

 

一方、損失はどんどん大きくなっていった。

 

ツイッター社は動画サービスの提供を拡大する目的で、Periscopeなどの小規模な他社の買収も続けてきた。

 

それでも36億ドルの現金を保有しているため、ツイッター社が破産することは考えにくい。

 

しかし投資家たちは、ツイッター社が単独で生き残れる時代は終わりつつあるという感覚を持ち始めている。

 

株主たちは成長と黒字決算を期待しているにもかかわらず、その兆しが見えないからだ。 

 

フェイスブック、グーグル、マイクロソフトツイッターを買収する可能性は?】

一部では「ツイッターの持っている“瞬時にニュースを提供するメディア”こそ、フェイスブックの求めているもの」という意見も聞かれる。

 

しかしフェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグ氏は「フェイスブック社はIT企業であって、メディア企業ではない」とはっきり述べている。

 

その一方、グーグルによる買収の可能性については2011年ごろからうわさされていた。

 

実際、世界の情報を整理しどこからでもアクセス・使用可能にするというグーグルの持つ使命を考えると、ツイッターを買収することには意味がありそうだ。

 

またモバイル機器でユーザが毎日使うアプリを持っていないことがグーグルの弱みだという指摘もある。

 

しかし2015年、ツイッターはグーグルと「DoubleClick」の使用契約を交わしたことで、グーグルの広告プラットフォームを使用することができるようになり、またグーグルもツイッターの広告主について追跡アクセスが可能になった。

 

結局この契約がある限り、グーグルがツイッターを買収する理由はないようだ。

 

メディア会社を見回してみても、ルパート・マードックの「ニュース・コープ」以外の会社は、いわゆるニュースからの収益に頼っているところはない。

 

そのマードックの場合も、2005年にMySpaceを5億ドルで買収したにもかかわらず、その数年後にはSNSの主役がフェイスブックに取って代わられるという経験をしている。

 

マイクロソフトリンクトインを262億ドルで買収したとき、ツイッターの株主たちもマイクロソフトが買収してくれる可能性を期待した。

 

しかしリンクトインは黒字経営をしており、比較的安定している。

 

その点、ツイッターとは事情が異なるのだ。

 

ツイッターそのものが何らかの変革を起こさない限り、買い手は見つからないだろう」という厳しい意見もあるようだ。

 

   

www.theguardian.com