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ソフトバンクがARMを買収 あらためて復習したい「IoT」

IoT

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【インターネット・オブ・シングズ(IoT、モノのインターネット)とは?】

「IoT」は、すべてのものがインターネットに接続されている家庭を作り出す、というアイデアから生まれたもの。

 

ゴミ箱、レンジ、洗濯機、そして室内照明に至るまで、それぞれがお互いに連結して機能し、自動的でより効率の良いコントロールモニタリングを目指す。

 

また家庭の外でセンサーとスマートデバイスを広い環境で用い、作業を自動化したり人に情報を提供したりする機能も、このIoTに含まれる。

 

自動車道で運転手に危険物の存在を知らせたり、いっぱいになり回収が必要になったリサイクルボックスについて市区町村に連絡したりする、といった機能が期待されている。

 

 

【具体的にどんな形で使われるのか?】

IoTは現在では導入期に過ぎない。

 

消費者が使えるデバイスも数が限られており、ネットに接続されている商用機器はわずかしかない。

 

たとえば電気施錠、ホームセキュリティ・カメラ、気温や湿度のセンサー、動きやドアの開け閉てを感知するセンサーなどがすでに考案されている。

 

インターネット冷蔵庫などもすでに考案されて久しいが、最近ようやく実用化されたばかりだ。

 

食器洗い機やドライヤー、掃除ロボット、扇風機など、機器の利用者とおしゃべりして作動する家電がこれから徐々に市場に登場する。

 

 

【IoTをどうやって取り入れることが出来る?】

スマート・サーモスタットやカメラ、睡眠補助機器などは、取り付けも簡単でその機器だけ、もしくはアプリなどと連動するだけで使用できるため、通常の小売店で入手が可能になる。

 

一方、センサーを起動・連動させる機器についてはセットアップに高度な機材が必要になり、ネットやWiFiに接続しなくても互いの機器を連動できるプロトコルの使用など、専門性も求められる。

 

またIoTにかかるセキュリティについても電子工学やコーディングの技術が必要になる。

 

 

【すでにIoTに乗り出している企業はどこ?】

サムソン、アルファベット傘下のネストやグーグル、Echoを導入したアマゾンなどがアメリカではIoT産業に乗り出している。

 

これらの企業によるIoT機器には、低消費電力チップ業者やオペレーティングシステムの専門家たちの貢献によるところも大きい。

 

たとえばアンドロイドのIoTバージョンである「Brillo」(グーグル)は、ARMの設計した低消費電力プロセッサが使われている。

 

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【IoTをめぐる問題点は何?】

すでにいくつかのIoT機器は発売されているが、機器同士が自由に話すというレベルには到達していない。

 

特に異なるブランド同士での連結は実現していない場合が多い。

 

さらに、それぞれの機器が独自のスマホアプリで動作するようになっており、すべてがコントロールできるひとつのアプリは存在しないという不便さもある。

 

現在グーグル、ネスト、アップル、サムソンらはお互いのデバイスの橋渡がしできるものを目指しているが、実現には至っていない。

 

またプライバシーやセキュリティの問題も山積みだ。

 

IoT機器の中でも、家庭内での使用のみを想定し、ネット接続せず単体で使うことを目的に開発された機器は、いまや世界的なセキュリティの脅威にさらされており、サイバーアタックの対象になることが懸念されている。

 

もし適切な対策がとられないと、ハッカーがあなたの家の情報にアクセスできることになり、便利なはずのIoT機器があなたの私生活を嗅ぎまわるような存在になりかねないのだ。

 

 

【ARMはIoTにどう関係しているのか?】

ARMホールディングスは、スマホやスマートウォッチ、タブレット端末などに搭載されている低消費電力チップの設計を行う企業。

 

こういったチップは多くのIoT機器にも使用されており、また機器をネットに接続するサーバーやコントロールする機器にも使用される。

 

ARM自身はチップを製造していないが、ARMの考案したチップはアップルやサムソンなどにより世界中で使われている。

 

IoTが普及すれば、低消費電力チップの需要もやはり高まる可能性が高いのだ。

 

   

www.theguardian.com